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2025年9月、スイス・ドイツ・デンマーク・イギリスの4ヶ国を回りました。
結論から書きます。
通貨の違う4ヶ国を回りましたが、支払いで困った場面は一度もありませんでした。
スーパーも、飲食店も、土産物屋も、現地ツアーの支払いも、
すべてWiseカード1枚、しかもタッチ決済で完結しています。
念のため日本で両替して持っていった現金1万円分は、
最後まで使う場面がありませんでした。
拍子抜けするくらい、旅行中は何も起きませんでした。
問題が出たのは、帰国してからです。
ヨーロッパ=ユーロではない
まず前提の話をします。
今回まわったのは4ヶ国ですが、通貨は4種類ありました。
スイス → スイスフラン(CHF)
ドイツ → ユーロ(EUR)
デンマーク → デンマーククローネ(DKK)
イギリス → ポンド(GBP)
ユーロだったのは、ドイツだけです。
「ヨーロッパに行く」と言うとユーロさえあれば足りると思われがちですが、
実際にはそうではありません。スイスも、北欧も、イギリスも、それぞれ別の通貨です。

しかも陸路で移動すると、国境を越えた瞬間に通貨が切り替わります。
飛行機なら「次の国に着いた」という区切りがありますが、
バスや鉄道だと、気づかないうちに通貨圏をまたいでいる。
これを現金で対応しようとすると、かなり面倒です。
4通貨分を用意して、使い切れなかった分を持て余すことになります。
そこで、Wiseカード1枚で通してみることにしました。
結果:4ヶ国すべて、決済に失敗しなかった
先に結果を書きます。一度も止まりませんでした。
・スーパーでの買い物
・飲食店の会計
・土産物屋
・現地ツアーの支払い
すべてタッチ決済(ツアーはインターネットで使用)で通っています。
カードを機械に差し込んで暗証番号を入れる場面すら、ほとんどありませんでした。

同じ1枚のカードで、フランもユーロもクローネもポンドも払えます。
支払いのたびに「この国の通貨は何だったか」を意識する必要がない。
これが、複数国を回る旅で一番ありがたい点でした。
国境を越えるとき、何もしていない
ここが意外だった部分です。
国が変わるたびに、アプリで通貨を切り替えたり、
事前に両替しておいたりする必要があると思っていました。
実際には、何もしていません。
現地で店の端末にカードをタッチすると、その国の通貨で決済が進みます。
操作は不要でした。国境を越えたことを、支払いの場面で意識することがない。
ただし「両替していない」わけではない
誤解のないように書いておきます。
操作が不要だっただけで、裏側では両替そのものは行われています。
決済のたびに、その時点のレートが適用され、両替の手数料も発生しています。
Wiseの良いところは、それが後から明細で確認できることです。
「いくらのレートで、いくら手数料を引かれたか」が金額で記録されている。
両替所のように、レートの中に手数料が溶け込んでいて
実際いくら取られたのか分からない、ということがありません。
現金1万円は、最後まで使い道がなかった
出発前、日本で1万円分だけ両替して持っていきました。
結果として、旅行中に現金が必要になる場面は一度もありませんでした。
困ったのは、帰りです。
このまま持ち帰っても使い道がないと気づき、
最終日に「使い切らなければ」と思って、その現金でお土産を買いました。
本末転倒です。
必要だから両替したはずの現金を、消費するために買い物をしている。
これから行く人に言えるのは、
少なくとも私が回った範囲では、現金はほぼ不要だったということです。
持っていくとしても、緊急用に少額で十分だと思います。
欠点1:使い切れなかった残高が残る
ここからが本題です。
旅行中はまったく問題がなかった一方で、帰国後に残高が余りました。
Wiseは、使う分をあらかじめ日本から入金しておく仕組みです。
多めに入れておけば旅行中は安心ですが、使い切らなければそのまま残ります。
残った分の選択肢は、2つしかありません。
- 次の海外旅行まで、そのまま寝かせておく
- 日本円に戻す
2を選ぶと、もう一度両替することになります。
行きで円から外貨へ、帰りで外貨から円へ。往復で両替コストがかかります。
レートも当然、行きと帰りで動いています。
つまり「多めに入れておく」こと自体に、見えないコストがあるということです。
対策:まとめて入れず、都度チャージする
予定が読めるなら、必要な額だけ入れておけば済みます。
問題は、旅行中にいくら使うか事前に読めない場合です。
私はここで多めに入れてしまいました。
対策はシンプルで、出発前にまとめて入れず、
必要になったタイミングで日本から少額ずつ送るようにすることです。
送金は短時間で完了するので、現地で残高が減ってから入金しても間に合います。
「足りなくなったら困る」と思って多めに入れる方が、結果的に損をします。
欠点2:帰国後の使い道がない
もうひとつ、帰国してから気づいたことがあります。
私の場合、Wiseカードを日本国内で使う場面がありませんでした。
普段の支払いと同様に使おうとすると日本では使えませんでした。(2026年8月現在)
結果として、次の海外旅行まで残高を持ち越すことになりました。
なお、日本国内での利用可否については、
Wiseの公式ヘルプでも国や地域によって扱いが案内されています。
仕様は変更される可能性があるため、最新の情報は必ず公式ページでご確認ください。
これから行く人が、出発前にやっておくこと
- カードを早めに申し込む
物理カードは郵送で届きます。
私の場合は申し込みから1週間以内に届きましたが、
余裕をみて2週間前には申し込んでおくと安心です。
出発直前だと間に合いません。 - 本人確認を先に済ませる
カードが届いても、本人確認が終わっていないと使えません。 - チャージは「少なめ」から始める
足りなくなったら現地から追加できます。
多めに入れる方がリスクです(欠点1参照)。 - 現金は保険程度でいい
私は1万円分を持っていって、使う場面がありませんでした。
4ヶ国分の現金を用意する必要はありません。
この記事で検証していないこと
正直に書いておきます。
クレジットカードとの直接比較はしていません。
私は海外でクレジットカードをほとんど使ったことがなく、
比較できる明細が手元にないためです。
「Wiseとクレカ、どちらがレートで有利か」を数字で知りたい方は、
下記の画像を参照してください。wiseの公式サイトから引用したものです

この記事で書けるのは、「Wiseだけで4ヶ国を回れた」という事実だけです。
また、以下も未検証です。
・ホテルのデポジット(クレジットカードを求められる場合があります)
・レンタカーの利用
・海外旅行保険(Wiseカードには付帯しません)
これらが必要な旅程では、クレジットカードの併用を検討してください。
まとめ
・2025年9月、スイス・ドイツ・デンマーク・イギリスを4通貨で移動
・スーパーから現地ツアーまで、すべてタッチ決済で完結した
・国境を越えても、こちらの操作は不要だった
・現金1万円は使い道がなく、最後に土産を買って消費した
・困ったのは旅行中ではなく、帰国後の残高処理
・対策は「まとめて入れず、都度チャージ」
通貨の異なる国を陸路でまたぐ旅で、
カード1枚で通貨を意識しなくていいことの快適さは、想像以上でした。
レートもクレジットカードに比べてかなりお得だと記載されています。
ただし、入金額のコントロールだけは先に考えておいた方がいい。
それが、この旅で得た結論です。
なお、手数料や利用条件は変更される可能性があります。
最新の情報は必ずWise公式サイトでご確認ください。
https://wise.prf.hn/click/camref:1101l5Rogd
なお、この旅の準備を時系列でまとめた記事もあります。
