ヨーロッパの鉄道で戸惑った4つのこと。予約した席には、人が座っている

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2025年9月、スイス・ドイツ・デンマークを鉄道で移動しました。

予約そのものは、日本で新幹線を取るのと変わらないくらい簡単でした。
戸惑ったのは、乗ってからです。

日本の鉄道に慣れていると、前提がいくつも違います。
知らないと、その場で固まります。

先に4つ挙げます。

 1. ホームのどこに、どの号車が来るのか分からない
 2. 予約した席に、人が座っている
 3. 車内アナウンスが現地語で、何が起きたのか分からない
 4. 国境を越えるとき、パスポートチェックがあることがある

どれも、事前に知っていれば慌てる場面ではありませんでした。

移動した区間

 チューリッヒ(スイス)→ ケルン(ドイツ)
 ケルン(ドイツ)→ オーフス(デンマーク)
 オーフス → コペンハーゲン(デンマーク)

いずれも鉄道です。座席指定ありのチケットを事前に予約していました。

1. ホームのどこに、どの号車が来るのか分からない

最初の関門がこれでした。

日本の駅なら、ホームの足元に「◯号車 乗車口」と書かれていて、
そこに立っていれば必ずその車両のドアが目の前に来ます。
何号車がどこに停まるかは、乗る前から分かっている。

ヨーロッパでは、そうはいきませんでした。
自分の号車がホームのどのあたりに停まるのか、事前に分からない。

結果、列車が入ってきてから車両番号を確認しながら、
ホームを歩いて自分の号車を探すことになります。

停車時間は長くありません。これが地味に焦ります。

対策:ホームには早めに行く

これに尽きます。

発車直前にホームへ着くと、号車を探しているうちに時間が来ます。
余裕をもって行けば、列車が来てから歩いて探しても間に合いました。

乗る前に慌てないだけで、その後の落ち着き方がまったく違います。

なお、車内は通り抜けられる構造だったので、
どうしても間に合わないときは近い車両から乗って、
車内を移動するという手もあります。
(列車によっては通り抜けられない場合もあるので、あくまで最終手段として)

2. 予約した席に、人が座っている

一番驚いたのが、これです。

自分が予約した座席に、別の人が普通に座っていました。
しかも、一度ではありません。

日本なら、指定席券を持っていればその席は空いています。
「誰かが座っているかもしれない」という発想自体がありません。

最初は、自分が席を間違えたのだと思いました。
チケットを見返して、号車も番号も合っている。
それでも人が座っている。
このときは、黙って別の空席に座ろうとしかけました。

正解は、声をかけて退いてもらう

対応は単純でした。声をかけて、チケットを見せる。それだけです。

相手はすぐに移動してくれました。
嫌な顔をされることもなく、揉めることもありません。
向こうも「そういうものだ」と思っている様子でした。

つまり、これは異常な事態ではなく、日常のようです。

 ・予約した席に人がいても、それが普通
 ・チケットを見せて声をかけていい
 ・相手も慣れているので、トラブルにならない

知らないと、遠慮して立ちっぱなしになるか、
別の席に座って、今度は自分が同じことをされます。

これを知っているかどうかだけで、対応がまったく変わります。

チケットを取った時のサイト omio

3. 車内アナウンスが現地語で、何が起きたのか分からない

ケルンからオーフスへ向かう区間で起きたことです。

乗り換えのない直通の列車を選んで予約していたのですが、
当日、運行の都合で途中から乗る車両が変わることになりました。

それを知らせたのが、走行中の車内アナウンスでした。

問題は、それが現地の言葉だったことです。
何かを知らせているのは分かる。でも、何を言われているのかが分からない。

日本の新幹線のように、電光表示に日本語と英語が交互に流れる環境ではありません。
アナウンスを聞き取れなければ、そのまま座っていることになります。

助けてくれたのは、周りの乗客だった

このとき動けたのは、周囲の人のおかげでした。

状況を察して教えてくれる人がいて、
その人たちについていく形で車内を移動し、目的の車両にたどり着きました。

日本の感覚だと、見知らぬ乗客に話しかけるのは気が引けます。
ただ、あの場面で黙って座っていたら、確実に間違えていました。

分かったこと

 ・アナウンスを聞き逃すと、そもそも何かが起きたことに気づけない
 ・言葉が分からなくても、周りの人に聞いていい
 ・実際、聞けば教えてくれる

怖いのは、言葉が分からないことそのものより、
「何か起きている」と気づけないことでした。

車内アナウンスが流れたら、内容が分からなくても、
周りの乗客の動きを見るようにした方がいいです。
誰かが立ち上がって移動を始めたら、それが合図です。

なお、このときチケットがどう扱われたか
(買い直しが必要だったのか、追加料金はかかったのか)については、
ヨーロッパの鉄道・バスをOmioで予約した に書きました。

4. 国境を越えるとき、パスポートチェックがあることがある

国をまたぐ区間が2つありました。結果が違ったので、両方書きます。

スイス → ドイツ

記憶している限り、パスポートチェックはありませんでした。
そのまま国境を越えて、気づいたらドイツに入っていた、という感覚です。

ドイツ → デンマーク

こちらはありました。パスポートの確認が行われました。

シェンゲン圏内なので検査はないものと思っていたので、これは予想外でした。
パスポートをすぐ取り出せる場所に入れておいてよかった、と思った場面です。

運用は変わります

なお、国境管理の運用は時期によって変わります。
EU域内でも、一時的に国境検査が実施されることがあります。

これは2025年9月時点での経験であり、現在も同じとは限りません。
渡航前に各国の公式情報でご確認ください。

いずれにしても、陸路で国境を越える区間では、
パスポートは荷物の奥にしまわず、
すぐ出せる場所に入れておくのが安全です。

これから乗る人へ

 1. ホームには早めに行く
   自分の号車がどこに停まるか分からないので、探す時間が要ります。

 2. 予約した席に人がいても慌てない
   チケットを見せて声をかければ済みます。それが普通です。

 3. 車内アナウンスが流れたら、周りの人の動きを見る
   内容が分からなくても、誰かが動き出したら何か起きています。

 4. 国境を越える区間では、パスポートを手元に
   検査があるとは限りませんが、あることもあります。

 5. チケットはスクリーンショットを撮っておく
   QRコードで受け取る場合、充電切れが怖いので。

この記事で書いていないこと

 ・ユーレイルパスでの乗車(使っていません)
 ・座席指定なしのチケットでの乗車(すべて指定で予約しました)
 ・遅延・運休に遭遇したときの対応(遭遇していません)
 ・夜行列車(乗っていません)

これらが必要な方は、実際に経験している方の記事を参照してください。

まとめ

 ・自分の号車がホームのどこに来るか事前に分からない。早めに行く
 ・予約した席に人が座っていることがある。声をかけて退いてもらう
 ・車内アナウンスは現地語。周りの人の動きを見る、聞けば助けてもらえる
 ・ドイツ→デンマークではパスポートチェックがあった

予約より、乗ってからの作法の違いに戸惑う旅でした。
どれも、先に知っていれば慌てる場面ではありません。

なお、今回の移動はすべてOmioというサイトで予約しました。
鉄道もバスも飛行機も同じ画面で比較でき、国をまたぐ区間も一度で取れます。
予約の手順や、当日に予定が変わったときチケットがどう扱われたかは、
ヨーロッパの鉄道・バスをOmioで予約した にまとめました。

Omioで移動を検索してみる

なお、この旅の準備を時系列でまとめた記事もあります。

→ ヨーロッパ4ヶ国を陸路で回る準備。何を、いつやったか