2025年9月、スイス・ドイツ・デンマーク・イギリスを回りました。
結論から書きます。
ヨーロッパといっても、必要な手続きは国によって違いました。
シェンゲン圏の3ヶ国は、パスポート以外に何も要りません。
イギリスだけ、渡航前に「ETA」という電子渡航認証の取得が必要でした。
「ヨーロッパはビザ不要」とまとめて覚えていると、ここで引っかかります。
4ヶ国で必要だったもの
スイス パスポートのみ(事前申請なし)
ドイツ パスポートのみ(事前申請なし)
デンマーク パスポートのみ(事前申請なし)
イギリス パスポート+ETA(事前申請が必要)
同じ「ヨーロッパ旅行」でも、イギリスだけ準備が1つ増えます。
しかも、これは2025年1月に始まったばかりの制度です。
ETAとは何か
ETA(Electronic Travel Authorisation/電子渡航認証)は、
ビザを免除されている国の人が、イギリスに短期滞在する際に
事前取得を求められる認証です。
日本国籍者に対しては、2025年1月8日から義務化されました。
ビザとは別のもので、申請はオンラインで完結します。
ただし「オンラインだから直前でいい」というものではありません。
料金は変わっています
現在の申請料は20ポンドです。
当初 10ポンド
その後 16ポンド
2026年4月8日から 20ポンド
短期間で2度上がっています。
古い記事を読むと10ポンドと書かれていることがありますが、現在は違います。
有効期限は、取得日から2年間です。
期間内であれば、複数回の渡航に使えます。
いつまでに申請すべきか
審査は通常3営業日以内とされています。
数時間で承認されることもありますが、保証はありません。
申請内容に不備があると、それ以上かかる場合もあります。
・遅くとも渡航の7日前までに申請する
・営業日で数えること(土日は審査が進まない)
「当日でも間に合った」という話は見かけますが、
間に合わなければ搭乗できません。賭ける理由がない部分です。
申請に必要なもの
・ICチップ入りのパスポート(日本のパスポートはOK)
・メールアドレス、電話番号
・顔写真
・居住先の住所、職業などの情報
・犯罪歴などの申告
注意が必要なのは顔写真です。
パスポートの写真とは別に、新しく撮影したものが求められます。
・3ヶ月以内に撮影したもの
・加工やフィルターを使っていないもの
・縦向きのjpgまたはjpeg形式
申請は、専用アプリ「UK ETA」またはイギリス政府の公式サイトから行えます。
取得していないと、搭乗できない
これが一番重い部分です。
ETAを取得していない場合、イギリス行きの便への搭乗を拒否される可能性があります。
入国審査で止められるのではなく、日本を出る時点で乗れません。
実際、空港で搭乗を断られたという体験談が複数公開されています。
なお、イギリスで乗り継ぎをする場合の扱いは条件によって異なります。
経由するだけでも必要になるケースがあるため、
乗り継ぎ予定がある方は必ず公式情報で確認してください。
これから行く人へ
1. 「ヨーロッパ=ビザ不要」でまとめない
イギリスは別扱いです。行程にイギリスが入るなら必ず確認を。
2. 渡航の7日前までに申請する
審査は最大3営業日。土日を挟むとさらに延びます。
3. 顔写真を先に用意しておく
パスポート写真の使い回しはできません。
4. 料金は変わる前提で確認する
1年半で2度上がっています。古い記事の金額を信じないこと。
5. 有効期限は2年
次にイギリスへ行く予定があるなら、まだ使えるかもしれません。
この記事について
制度に関する記載は、イギリス政府の公開情報および
2026年8月時点で確認できる情報をもとに整理しています。
私自身が2025年9月に渡航した際の申請記録は手元に残っておらず、
申請時の所要時間や画面の詳細については書いていません。
実際の申請体験を知りたい方は、その部分を扱っている記事を参照してください。
この記事で書けるのは、
「4ヶ国を回ったとき、イギリスだけ準備が1つ多かった」という事実です。
注意
料金・審査期間・申請要件は変更されます。
実際に申請する前に、必ずイギリス政府の公式サイトで最新情報を確認してください。
gov.uk(Apply for an electronic travel authorisation)
https://www.gov.uk/guidance/apply-for-an-electronic-travel-authorisation-eta
まとめ
・シェンゲン圏3ヶ国はパスポートのみ。イギリスだけETAが必要
・日本国籍者には2025年1月8日から義務化
・申請料は現在20ポンド(2026年4月8日改定)。有効期限は2年
・審査は最大3営業日。渡航7日前までの申請を
・顔写真は新しく撮影したものが必要
・未取得だと、搭乗を拒否される可能性がある
なお、この旅の移動の予約と支払い、通信については別の記事に書いています。
ヨーロッパの鉄道・バスをOmioで予約した
Wiseカード1枚でヨーロッパ4ヶ国を回った
HolaflyのeSIMでヨーロッパ4ヶ国を回った
なお、この旅の準備を時系列でまとめた記事もあります。

